死んだお母さんの事を先妣【せんぴ】と言う。
妣という文字は配偶、つまり父のつれあいという意味と同時に、親しむという意味を持っておる。
母というものは、亡くなった母の年になってみて、はじめて親父の本当のよき配偶であった、 本当にやさしく親しめる人であった、ということが解る。
所謂恋愛の相手とは違う。
本当の愛、本当の女性、母・妻、というものは、亡くなった母の年になると解る。
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『安岡正篤活学一日一言』より(致知出版社刊)
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