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Channel: 芸術家く〜まん843
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2014年2月12日100分de名著「愛するということ」第2回傷つくのが怖い鑑賞

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2月14日はバレンタインデー。愛を告白したい、確かめたいという人も多いでしょう。そこで「100分de名著」2月シリーズは、フロムの「愛するということ」を取りあげます。
「愛するということ」はノウハウ本ではありません。愛の本質を分析した思想書です。1956年に出版されて以来、世界的なベストセラーとして読みつがれてきました。
著者のエーリッヒ・フロムは、1900年、ドイツでユダヤ人として生まれました。フロイトの流れをくむ精神分析家であると同時に、ファシズムを非難し、人間性の回復を説いた社会思想家として知られています。
この書でフロムは人間とは死を知っている存在だとしました。そしていつか死ななければならないという自意識が、孤独への恐怖を生んでいると考えました。この孤独の恐怖を解消するために人は他者との一体化をめざす。それが愛の本質だとフロムは言います。
番組では、愛を通して人間の本性を学びます。そして人はどのように孤独と向き合うべきか、よりよい人生を送るためのヒントを探っていきます。

第2回 傷つくのが怖い
【放送時間】
2014年2月12日(水)午後11:00~11:25/Eテレ(教育)
【再放送】
2014年2月19日(水)午前5:30~5:55/Eテレ(教育)
2014年2月19日(水)午後0:25~0:50/Eテレ(教育)
※放送時間は変更される場合があります

【ゲスト講師】
鈴木晶(法政大学教授)

ユダヤ人として2度の世界大戦を経験したフロムは、ファシズムの心理と恋愛には共通点があると考えた。他者と一体化したいという願望の対象は、個人間の関係にとどまらない。民族や宗教など様々だ。人間は自分を集団に融合させることで、孤独を忘れようとする習性があるのだ。第2回では、愛を通して人間の負の側面を見つめる。

愛とは何だろう?深すぎてわからない。個人的な愛もあれば家族愛、世界愛・・・自らのいたらなさを愛という仮面に隠している場合もある。

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