“今、君の隣にママはいますか?”
物語の舞台は児童養護施設
親の愛から見離された少女たちが集まる児童養護施設~そこは親のいない子どもたちが暮らす場所
その数は全国で約600件、生活する児童の数は3万人を超えている子どもたちがやってくる理由のほとんどは虐待だ
~子どもを愛せていますか?
子どもの声を聞いていますか?~
このドラマは「愛すること」「愛されること」は何かを、子どもたちの目線で問いかける。「私たち誰も知らなかった。 昨日も今日もいたママが明日にはいなくなるなんて…」 すべての母親にこれから母親になる全ての女性に届ける 21世紀で一番泣けるドラマ。
『明日、ママがいない』(あした、ママがいない)は日本テレビの制作で2014年1月15日から毎週水曜日22:00 - 23:00(JST)に「水曜ドラマ」枠で放送されている日本のテレビドラマ。主演は芦田愛菜。
「捨てられたんじゃない、わたしたちが捨てたんだ。」
「今、君の隣にママはいますか―?」
児童養護施設を舞台に様々な事情で親と離れた子どもたちの目線から「愛すること」・「愛されること」をテーマにしたサスペンスドラマ。
同枠『Mother』に出演した芦田愛菜と同枠『Woman』に出演した鈴木梨央はこのドラマが初共演。
登場人物
○グループホーム「コガモの家」
ポスト〈9〉演 - 芦田愛菜
施設の子どもたちのリーダー的存在。仇名は赤ちゃんポストに預けられていたことに由来し母親の顔を知らずに育つ。普段はクールに歯に衣着せない態度を見せるが「お試し」で預けられた先の里親には外づら良く接する。また施設の子どもたちには面倒見よく接している。
ドンキ / 真希(まき)〈9〉演 - 鈴木梨央
母・涼香が傷害事件で逮捕されたため「コガモの家」に預けられその後涼香の結婚を機に捨てられて正式に「コガモの家」の一員となる。「ドンキ」の仇名は母の罪状が恋人を鈍器(灰皿)で殴ったというものであることに由来。入所当初はポストの言葉に反発し母親が迎えにきてくれることを信じて待っていたが捨てられたことでポストらとともに現実を生きていくことを決意。
ピア美〈9〉演 - 桜田ひより
ポストを尊敬しており両親が蒸発して入所した。仇名はピアノが得意なことに由来。おしゃれ好きでお喋り。高飛車な口調だが意味を知らずに大人びた言葉を使う耳年増の傾向がある。
ボンビ〈9〉演 - 渡邉このみ
ピア美と同様にポストを尊敬しており家庭の経済的事情で入所した。仇名は「貧乏」に由来。おっとりした性格で妄想癖がある。部屋にアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの写真を飾り理想の両親としている。
オツボネ〈17〉演 - 大後寿々花
左目に眼帯を付けており常にウサギのぬいぐるみを持ち歩いている。仇名は長く施設で暮らす「お局」から由来。年下のポストに頼っており自分のもらい手が現れない焦りから無意識に施設の食料を漁る癖がある。
パチ 演 - 五十嵐陽向
きよみ幼稚園に通う幼稚園児。母親の匂いが残るシャンプーボトルを常に手にしている。ポストとは母子のように仲が良い。
ハン 演 - 阪本光希
リュウ 演 - 阪本颯希
上記2名は施設で暮らす双子の兄弟。
ロッカー〈21〉演 - 三浦翔平
施設の卒業生で職員兼調理員として働く。仇名はコインロッカーベイビーであったことに由来。全く口をきかず感情は読めないが子どもたち及び佐々木にとって心の許せる聞き役になっている。
佐々木 友則(ささき とものり)〈48〉演 - 三上博史
施設長。足を引きずって歩き常にステッキを手にしている。舌打ちが癖。子供たちを「里親のペット」と断言し恫喝や体罰を以って非情に接する。なんらかの過去により「108人の子供を里子に出す」ことを行動原理としている。
○児童相談所
水沢 叶(みずさわ かない)〈25〉演 - 木村文乃
職員。常に無表情で生気が見られず子供・里親問わず淡々と接する。子どもたちの幸せを第一に願っており子どもにも親を選ぶ権利があるとの信念の下本来なら規則違反とされる里親候補の資料を佐々木に見せている。
○その他
涼香 演 - 酒井美紀
ドンキの実母でシングルマザー。恋人を相手に傷害事件を起こし逮捕される。後にその恋人と結婚するため邪魔になったドンキを「コガモの家」で暮らすよう勧める。
東條 祐樹(とうじょう ゆうき)〈28〉演 - 城田優
ボンビが外で見かけた男性で子どもたちに「理想の親」と憧れられている。
東條の妻 演 - Mailys Robin
笹塚 蓮(ささづか れん)演 - 藤本哉汰
横浜市立川浜小学校児童。ピア美とは同級生で彼に好意を持っている。
謎の女性〈40〉演 - 鈴木砂羽
佐々木が通い詰める弁当屋で働く。
スタッフ
脚本監修 - 野島伸司
脚本 - 松田沙也
音楽 - 羽毛田丈史
演出 - 猪股隆一、鈴木勇馬 / 長沼誠(日テレアックスオン)
主題歌 - コトリンゴ「誰か私を」(commmons)
演出補 - 田部井稔、後藤克樹
タイトルバック - 西村了
スタントコーディネーター - 出口正義
カースタント - 佐藤秀美
児童養護施設監修 - 岡本忠之
ダンス指導 - あさづきかなみ
ピアノ指導 - 東ゆかり
ピアノ吹替 - 松崎加奈
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 福井雄太、難波利昭(日テレアックスオン)
ラインプロデューサー - 大塚泰之
プロデュース補 - 渡邉美都、大護彰子
制作協力 - 日テレアックスオン
製作著作 - 日本テレビ
第七話あらすじ
ポスト(芦田愛菜)は朝倉(吉沢悠)の家に通い、ポストを亡くなった自分の娘・愛と呼ぶ瞳(安達祐実)と共に日々過ごしていた。瞳を「ママ」と呼ぶポスト。彼女の中で一つの幸せが流れ始める。
そんな時、ドンキ(鈴木梨央)が突然腹痛を訴え、病院に運ばれる。大事には至らずに済んだものの、ポストは、ドンキに精神的な異変が起こっていると感じていた。ポストにより暴かれる、ドンキのその真意とは…
ピア美(桜田ひより)がピアノコンクールの全国大会に出場することになり、ポストたちも応援に行く。同じころ、コンクールの予選にも来ていたピア美の父(別所哲也)も、再び会場に来ていた。彼は佐々木(三上博史)に、この街から離れて二度とピア美に会うつもりがないと打ち明ける。
本番直前、ピア美はポストから、予選にピア美の父が来ていたことと、今日もきっと来ているはずだということを知らされる。
ピア美は、父がすぐそばにいると知り…
一方、ドンキは、川島(松重豊)、美鈴(大塚寧々)夫妻と本当の親子のように過ごすようになっていた。幸せを感じる中、実母の涼香(酒井美紀)がコガモの家に現れ…
全ての歯車が今動き始める…