山梨県山梨市立加納岩小学校
1954年、山梨県生まれ。実家は古本屋で、幼少のころからたくさんの本を読んで育つ。日本大学藝術学部文芸学科卒業後、コピーライターとなって活躍。1982年に出版したエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。1986年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞受賞、その他受賞歴多数。エッセイストとしても活躍し、文芸作品だけでなく生き方自体が多くの女性の支持を得ている。
林真理子さんの実家は古本屋。幼少のころから本に親しみ、その中で理想の自分を思い描くという“妄想”を紡いできたといいます。
そんな林さんの授業のテーマは、“妄想力と友達になろう”。妄想力をきたえるために林さんが選んだテキストは『シンデレラ』。誰もが知る物語。その中で、子どもたちは本に描かれていないことを楽しく妄想してゆきます。
“妄想”というネガティブにとらえられがちな言葉を、力強く肯定する林さん。子どもたちは林さんの妄想のすすめに促されて、徐々に妄想力を高め新たな世界を広げていきます。2週連続シリーズの前編です。