「リフレイン=反復・繰り返し」というと、近現代美術が重視してきた作品の"オリジナリティ(独創性・唯一性)"に反するものと思われるかもしれません。しかし、大量生産品や有名人の肖像を複数のカラフルな版画にしたポップ・アートや、規則的な色彩とパターン配列により錯覚を引き起こすオブ・アートに見られるように、「繰り返し」は20世紀美術において非常に大きな意味を持っています。本展では、美術における反復性という視点から当館の収蔵作品を見ることで、そこに込められた意図や効果を探るとともに、その魅力をご紹介します。
つきましては、本展の開会式を下記のとおり行いますので、ご多用のこととは存じますが、何卒ご出席賜りますよう、ご案内申し上げます。
日時 2014年3月1日(土)9:30~
会場 富山県立近代美術館
「Refrain」(リフレイン)とは音楽や詩で同じフレーズや言葉を反復、くり返すこと。20世紀美術の流れの中でとても重要な意味を持っているこの言葉。ひとくちに「リフレイン」といっても同じイメージをくり返す作品、同じ動きの痕跡でできた作品、格子状に組み合わされた作品など・・・多様な表現がある。
展示されている作品群はすべて国内外の20世紀美術の収蔵に力を入れている富山県立近代美術館の収蔵品である。