「弱くても、勝てる。きっと、うまくいく!」
日本有数の進学校。そこにやってきたひとりの青年。
田茂青志(たもあおし)。30歳目前だが新人教師。東大で生物の研究を続けてきた男。
そんな青志がこの高校で発見した生き物。それは…超へっぽこ野球部、部員は5人。
創部以来、勝ったことなし!試合をすればエラーの連続!
ボールを落とさずキャッチボールが続いた最高回数9回!内野は怖いから外野でお願いします!
さらにグラウンドでの練習は週一回3時間。ほかの時間は勉強、勉強、また勉強。
技術・体力・根性・施設、すべてが足りていない!しかし野球を愛する気持ちは誰にも負けない悲しくもおかしいへっぽこの集まり!
青志は思う。
こいつらなんて面白くて変な生き物なんだ…。
そんな彼らに襲いかかる様々な青春の悩み。恋愛問題、友情問題、進学問題、家族問題などなど―。
そして、青志は決意する。
このへっぽこ達に「勝利」を与えてあげたいと。
「異常なセオリーで、異常なことをして、異常な勝ち方をするんだ!それが俺達の戦いだ!」
青志先生(監督)とへっぽこ野球部は甲子園をマジに目指す!
はたしてへっぽこ達は弱くても、勝てるのか?
このドラマは―へんてこ教師が生徒の悩みを解決しながらへっぽこ野球部とともに「勝利」を、甲子園!?出場を目指す笑いと涙の青春学園ドラマです。
第三話あらすじ
柚子(有村架純)の父の命日がやってきた。野球を愛していた父から野球の面白さを学んだ柚子は父と最期に観たのが青志(二宮和也)がボロ負けした試合だったことを後悔しその思いを晴らすためにも城徳野球部が甲子園に行くことを目指していたのだ。
一方璃子(麻生久美子)も現在は目も当てられない状態の城徳野球部が「最後には勝つ」ことを前提とした連載企画を提出し密着取材を開始。しかし部員たちはボールの行方が常に自分たちの「予想」を超えてくる「理由」を理解することができず…。そんな部員を見かねた柚子は自ら選手として甲子園を目指すことを決意!
楓(薬師丸ひろ子)によると父の命日を機に毎年言い始めることらしいのだが青志と再会してしまった柚子の情熱は燃え上がるばかりだ。そんな柚子から話を聞いた谷内田(市川海老蔵)は女子生徒を選手にするなど青志が本気で野球をバカにしているのではないかと怒りを覚える。
同じ頃ひょんなことから亀沢(本郷奏多)が守備練習中にも寝てしまうほど疲労している理由を知った赤岩(福士蒼汰)は彼を救おうと青志に相談。しかし青志が亀沢の事情を知りながらも「勝つための道」を選んだことを知り今度は校長の三條(笹野高史)に直談判に行くのだが彼の行動が亀沢を傷つけてしまう。そんな中青志が突然守備でも打撃でもなく「ランナーコーチ」の練習をすると言い始めた!
キャスト
田茂 青志(たも あおし)〈30〉二宮和也
超進学校で弱小野球部の監督をすることになった臨時教師・田茂青志(たも・あおし)。 普段はクールだが疑問を感じると突きつめなければ気が済まない超めんどくさい性格で「弱くても勝てます」を持論に変人だらけの“へっぽこ野球部”を常識外れなセオリーで導く。
赤岩 公康 福士蒼汰
高校3年生の野球大好き球児。
樽見 柚子 有村架純
野球部マネージャー。
白尾 剛 中島裕翔
野球部唯一の実力者。
岡留 圭 間宮祥太朗
樫山 正巳 鈴木勝大
伊勢田 秀人 阿久津愼太郎
樽見 楓 薬師丸ひろ子
柚子の母。喫茶店「サザンウインド」オーナー。
麻生久美子
山﨑賢人
本郷奏多
桜田通
栁俊太郎
平岡拓真
市川海老蔵
光石研
川原和久
荒川良々
笹野高史
スタッフ
原作 - 高橋秀実『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』(新潮社刊)
脚本 - 倉持裕
プロデューサー - 河野英裕 大倉寛子
演出 - 菅原伸太郎 池田健司