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Channel: 芸術家く〜まん843
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『小さくても仕組みでガンガン売れる会社のつくり方』北岡秀紀・著 かんき出版

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年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト「オクゴエ!」を主宰し、比較的小規模な企業向けのコンサルティングサービスを行っている著者が、中小企業のための販促ノウハウを紹介した一冊。

お客さんを4つの段階(「無知」「無関心」「検討」「最終評価」)に分け、あえて「無知」「無関心」の状態のお客さんを集め、育てることで成功する、販売の「ABCシステム」を提
案しています。

A:Attract
B:Build
C:Convert

このABCシステムを成立させるために著者が行っているのが、付き合うお客さんを定義することと、集客のための無料のプレゼント、FAX-DMやテレマーケティングの活用、「先生—
生徒」の関係を構築することによるマーケティングの効率化です。

欲を言えばもっと具体的なノウハウが欲しいところですが、これだけでもマーケティングのヒントにはなると思います。

まとめ

競合と逆を行き、1段階め「無知」、2段階め「無関心」の状態にあるお客さんを集めることに注力します。そして、そのお客さんを3段階め「検討」、4段階め「最終評価」へとおろしていく

集客のための無料のプレゼントを用意する

無料プレゼントの最大の壁が「使わない」ということです。情報であれば見てくれない、サンプルであれば使ってくれない、です(中略)したがって、使ってもらえるような方策を取る必要があります。たとえば、有効期限を作る、といやり方です。サンプルであれば賞味期限ですし、ウェブのコンテンツであれば、プレゼントを請求してから○日で見られなくなるという仕掛けを作ることもできます

「今○○についての業界動向レポートの最新版をお送りしたいと思い、ご連絡させていただきました。ご担当者さまのご送付先をお願いします」と伝えます

ブースでは商品名やロゴをデカデカと掲示するのではなく、「無料のプレゼントを差し上げます」というお客さんが得られるものを一番目立たせる

人間の心理は、繰り返し接するほど、より強く好意を持つようになっていきます。60分を1回会うより、15分を4回会ったほうが好意を抱きやすいのです。これは、「ザイアンス効果」として知られています

◆Convertのステップで行うこと
先生・アドバイザーの立場として、お客さんにピッタリと合っ
た商品を提示してあげる
1.さまざまな選択肢の中であなたの会社の商品が最も適切であることを理解させる
2.お客さんの懸念を排除してあげる

お客さんがリスクを感じる前にハンコを押させる、のではなく、すべてリスクを吐き出させたうえで、契約をしてもらう。そうすることで、満足度があがり、リピートを増やすことになります

単体でパーフェクトな商品、というものはありません。商品を使うことで起こり得る可能性について言及し、その解決策として別の商品をすすめます



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