大自然の猛威にさらされ、海上でのサバイバルを余儀なくされた男の姿を描く人間ドラマ。80歳間近の名優ロバート・レッドフォードが、全編水上での撮影という過酷なロケに挑み、健在ぶりを発揮。メガホンを握るのは、初の劇場長編作となった『マージン・コール』でアカデミー賞脚本賞候補にも選ばれたJ・C・チャンダー。
スマトラ海峡から3150キロ沖。“すべて失った……すまない”という男(ロバート・レッドフォード)の呟きが響く……。事の起こりは8日前。インド洋をヨットで単独航海していた男は、水音で目を覚ます。気が付くと船室が浸水していた。海上を漂流していたコンテナが激突し、ヨットに横穴が開いたらしい。航法装置は故障、無線もラップトップも水浸しで使い物にならない。しかし、これは始まりに過ぎなかった。雨雲が迫り、雷鳴が轟き、やがて暴風雨が襲ってきた。嵐が去った後、男は過酷な現実に直面する。ヨットは決定的なダメージを受け、もはや浸水は止めようがない。ヨットを捨てることを決意した男は、食糧とサバイバルキットを持って救命ボートに避難。ここは一体どこなのか?助けはやってくるのか?ボートへの浸水、サメの襲撃、さらに飲み水や食糧は底を突き、危機的な状況は続く。ギリギリまで踏ん張ったものの、望みは確実に断たれようとしていた。運命に見放されようとした時、男は初めて自分自身の本当の気持ちと向き合う。そして、一番大切な人に向けて、読まれるかどうかわからない手紙に、偽りのない気持ちを綴り始める……。
◆キャスト
ロバート・レッドフォード
◆スタッフ
監督 J・C・チャンダー
脚本 J・C・チャンダー
製作 ニール・ドッドソン 、 アナ・ゲルブ
撮影 フランク・デマルコ
水中撮影 ピーター・ズッカリーニ
音楽 アレクサンダー・イーバート
音響編集 リチャード・ハイムンズ
編集 ピート・ボドロー
原題ALL IS LOST
製作年2013年
製作国アメリカ
配給ポニーキャニオン
上映時間106分
ボートという限られた空間の中ロバート・レッドフォードのみ芝居というより本当にサバイバル、ほぼ台詞なしで展開していく。海で遭難するとこういう死と向き合うことになるのだ。絶望し死がちらつくからこそ生にしがみつきたい人間の心理が切迫し伝わってくる。ただカメラワークの残念感、いいところ取りで何処かで観た…切り取り方、二番煎じは厳しい。もっと切迫する様をリアル抑揚をつけた切り取りができていたらもっといい作品になっただろう。
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