柄にもないものがとんでもない
成功をするくらい悪いことはない。
そのために往々にして早死にしたり、恥をかいたり、子孫を台無しにしたりする。
立身出世の出来る人が、その成功を七分目か八分目位に止めておいて、後は子孫に譲っておく。
これが一番健全なのであります。
成功をするくらい悪いことはない。
そのために往々にして早死にしたり、恥をかいたり、子孫を台無しにしたりする。
立身出世の出来る人が、その成功を七分目か八分目位に止めておいて、後は子孫に譲っておく。
これが一番健全なのであります。
だから「権門【けんもん】に賢子【けんし】なし」「売り家と唐様【からよう】で書く三代目」などということは、これは真実であります。
自分の代に余り柄になく出世するということは、子孫のために大害になる。
自分の代に余り柄になく出世するということは、子孫のために大害になる。