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真に豊かな人生を送るために

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足るを知る者は富み、
強(つと)めて行ふ者は
志有り。

  老子「道徳経」辨第三十三より

——足るを知るとは、
  常に感謝の心を失わないという事。

そういう人が真の富者だ。

大富豪や大金持ちでも
いつも不平不満で
心の満足の無い人は、
富者とはいわない。

むしろ貧者だ。

道の精神こそ感謝の心で、
それを強化して生きる者こそ、
大志の持主(もちぬし)といえる。

田口佳史著
『ビジネスリーダーのための
老子「道徳経」講座』(致知出版社)より

2017.04.14放送名探偵コナンー純黒の悪夢(2016年04月16日,112分,日本)

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黒に染まれ
ダブルフェイスはここまでだ
暴かれるダブルフェイス
暴かれたダブルフェイス!
宿命が導く、
頂上決戦(バトルロイヤル)ミステリー!!

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劇場版『名探偵コナン』シリーズ20作目、20周年記念作品。

原作やアニメでは黒の組織とFBIが対峙(たいじ)は定番だが、劇場版でこの2組がともに作品にて対峙することは初めてであり、CIAや公安警察も初めて劇場版に関与する。

それぞれバーボンとキールのコードネームで黒の組織へ潜入捜査を行なっている公安警察の安室透(降谷零)とCIAの水無怜奈(本堂瑛海)は劇場版初登場となる。また、FBIの赤井秀一は過去に回想シーンや声のみでしか登場がなかったため、こちらも劇場版には初登場となる。なお、2014年9月30日に死去した家弓家正に代わって土師孝也が演じるジェイムズ・ブラックはテレビシリーズに先駆けて本作に初登場する。

明確な姿や影は描かれず、変声機を通したような声のみではあるが、これまで原作とアニメの双方において謎に包まれていた、黒の組織のナンバー2にあたるラムも本作に初登場する。

前作に続き、白鳥警部が登場せず、2作続けて登場しないのは初である。また、本作は従来のシリーズに比べてアクションの要素がかなり多く、推理要素は少なくなっている。

本作のオープニングは大幅にリニューアルされており、新一がAPTX4869によってコナンになるまでの経緯や、灰原の紹介などが新たな作画で描かれている。前作の『業火の向日葵』ほどは短縮されていないが、博士のアイテムの紹介などが省略されており、劇場版に初登場となる安室透と水無怜奈、そして初めてストーリーに大きく絡むFBIの紹介にとどまっている。また、この紹介の中で降谷零が警視庁公安部ではなく警察庁警備局警備企画課(ゼロ)の所属である事が、原作やアニメに先立って明言された。演出では、新一がコナンになった経緯の説明の場面のみ、レンガの中に1カットずつ映像が挿入され、カットが変わるごとに映像が白黒になり別のレンガに次の映像が映された。オープニングで大幅に演出が変わったのは第11作『紺碧の棺』以来9年ぶりとなる。本作のオープニングでの声の出演のテロップはコナン役の高山みなみに続いて、灰原役の林原めぐみが表示された。

エンドロールにて、第17作『絶海の探偵』以来3年ぶりに事件後の様子が描かれており、前作に引き続きコナンの目は登場しない。また、終盤ではチーフプロデューサーとして2011年7月までの15年7ヶ月間シリーズに携わり、2016年1月14日に亡くなった吉岡昌仁が追悼されている。

劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告が今作でも放映された。エンディングの後、満月と紅葉の落葉を背景に、服部平次役の堀川りょうによる「しのぶれど…ちゅうワケか」というセリフとともに、次回作の製作が決定したという旨の字幕による予告が流れた。明らかになったのは2017年春に公開予定との情報のみで作品名や内容は明らかになっていなかったが、のちに『から紅の恋歌』であると明らかになった。

近年のシリーズの他作品と同様に、本作も小学館ジュニア文庫から2016年4月14日に小説版が発売された。


ある夜、警察庁内に何者かが侵入し機密データを閲覧していた。これを察知した安室透や風見裕也ら公安警察は侵入した女と対峙するも、警察庁内から逃げられてしまう。車で逃走する女を追う安室、そしてFBIの赤井秀一を加えた三者によるカーチェイスが繰り広げられる。女は逃げながらも「ノックはスタウト、アクアビット、リースリング。あなたが気にしていたキール、バーボン」とのメールを誰かに送信していた。赤井は女の進路を先読みして車のタイヤを撃ち抜き、橋から落下させて爆発に至るが、捕縛するには至らなかった。一方、カーチェイスから命からがら逃げのびた女は、東都水族館の多色ライトを目撃すると同時に頭をおさえて苦しみだし、気を失う。

翌朝、謎の爆発事件がニュースで報道される中、コナンと少年探偵団一行はリニューアルオープンの日を向かえた東都水族館を訪れていた。コナンたちはそこで、記憶を失ったオッドアイの女に遭遇する。コナンはガソリンの臭いや割れた車のフロントガラスの破片などから昨夜の爆発事件との関連を疑い、警察に連絡を取ろうとするも記憶を失った女に拒否されてしまう。そこで彼女を知る人物を探すため東都水族館で情報収集を開始する少年探偵団であったが、歩美、光彦、元太の3人は捜査もそっちのけでダーツなどして謎の女と遊び、一方でコナンは蘭や警察に記憶喪失の女のことを伝える。

時を同じくして、ベルモットが東都水族館内で誰かを探していた。彼女が探していたのは、少年探偵団と行動を共にしていた謎の女だった。

東都水族館で情報収集を続けるコナンと灰原だったが、そのころ阿笠博士と少年探偵団の3人、謎の女はリニューアルの目玉のひとつである世界初の二輪式観覧車の列に並んでいるところだった。ベルモットはその途中で謎の女に声をかけるが、謎の女は身に覚えがなく、そのまま観覧車へと向かっていく。道中でコナンたちを見つけた元太は身を乗り出して、そのまま地上へ落下してしまうが、謎の女は元太を助けるために自ら飛び降り、人間離れした身のこなしで無事に元太を救出する。異なる目の色にダーツの腕前やその身体機能から、灰原は記憶喪失の女が組織のNo.2であるラムではないかと疑う。ラムの素性は謎が多く、このままでは皆が危ないと心配するが、歩美たち3人と謎の女はこっそり観覧車に乗った後だった。その観覧車の上空で謎の女が苦しみだし、「ノックはバーボン、キール、スタウト、アクアビット、リースリング…」と呟く。歩美から連絡を受けたコナンは、謎の女が言った「スタウト」「アクアビット」「リースリング」が酒の名前であることから、彼女が組織に関係していることを確信する。そして、謎の女はそのまま警察病院へ搬送された。

一方、組織のコルン、キャンティ、ジン、ウォッカは世界各地でスタウト、アクアビット、リースリングを次々と射殺し、その後、日本で安室と水無怜奈を処刑しようとしたが、コナンと赤井の機略により安室の逃走を許してしまう。その直後、ラムからの命令を受けたジンたちは怜奈を放置し、組織の一員である謎の女の奪還へと向かうのだった。

警察病院では、謎の女の身柄を警視庁捜査一課から公安へと引き渡さざるを得ない状態となり、風見たち公安は安室の指示で謎の女と共に東都水族館へ向かう。また、コナンはFBIと接触し、謎の女のコードネームが「キュラソー」で、ラムの右腕であることを知る。そして、酒のキュラソーに5種類の色がある事と彼女の特殊な脳の損傷から、彼女の持っていた色違いの5枚組の半透明シートの意味をコナンは見出す。その推論からコナンは、キュラソーが東都水族館の観覧車の頂上で多色ライトを見ると記憶が戻る事に気が付き、急いで東都水族館へと向かう。

東都水族館では、少年探偵団の子供たちを特別に観覧車に乗せるために、園子が鈴木財閥のコネを使って一方の観覧車を貸切にしていた。そこへキュラソーを連れた風見が到着し、園子が特別に貸し切った側の観覧車に乗る事になる。手錠で拘束した状態にしたキュラソーとともに観覧車に乗り込もうとする風見に対し、何とか水族館に到着したコナンはそれを止めようと叫ぶが、声は届かず乗り込まれてしまう。従業員に扮した安室はその様子を見届けながら、スタッフにしか入れないスペースへと進入する。

何とか観覧車の頂上まで登ってきた安室は先に到着していた赤井を見つけ、「日本の警察は信用できないのか」と挑み掛かり、赤井は「狩るべき相手を見誤らないで戴きたい」と言いながらも応戦する。2人は互角かつ熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げるが、そこへ赤井を探していたコナンが到着し、観覧車に爆薬が仕掛けられている事を伝えると、2人は戦いを中断し、安室は赤井から受け取った工具で起爆装置の解体に取り掛かる。赤井の調査により、仕掛けられた爆薬は威力の高いC-4である事が判明し、安室は起爆装置の解体を急ぐ。

組織のジン、ウォッカ、キャンティ、コルンは特別に用意したオスプレイに乗り込み、ベルモットから送られてくる地上からの合図を待っていた。そして、キュラソーの乗ったゴンドラが頂上に到達した瞬間、ベルモットの細工により水族館以外の区域が停電し、ジンたちの乗ったオスプレイは観覧車へと近付く。多色ライトを見たことで全ての記憶を取り戻したキュラソーは、風見を気絶させて手錠を取り外し、ベルモットと連絡を取ってジンが自分を回収しようとしている事を知る。オスプレイの下部からはアームが現れ、キュラソーの乗ったゴンドラを掴むが、走り去る人影が見えた事から、一行はセンサーカメラでゴンドラ内部の人影を探索する。モニターに映し出された映像には少年(コナン)と成人男性(風見)の影しかなく、キュラソーが脱走した事を知ったジンはゴンドラを捨てて、観覧車への銃撃を開始する。

動くものに対して銃撃している事からコナンと赤井、安室は身動きが取れずにいた。一方、キュラソーはコナンを探しに東都水族館へ来ていた灰原と遭遇し、その言動から彼女が幼児化したシェリーであることを見抜く。キュラソーを見た灰原は恐れおののき落下しそうになるが、キュラソーに助けられる。自分を助けた理由を尋ねた灰原に対しキュラソーは「今の自分の方が気分が良い」と組織を裏切った事を告白する。更に同じ観覧車に少年探偵団の子供たちが乗っている事を灰原から聞いたキュラソーは、灰原に子供たちを托し逃げるよう促した後、おとりとなって飛び出す。

激しく動く人影を見つけたウォッカは、そのフォルムと動きからキュラソーである事を見抜き、ジンたちは標的をこの人影に絞る。そして、攻撃が一か所に集中している事を察知したコナンと赤井が動き出す一方で、安室はあと少しと言う所で停電の影響を受けたが、ジンが起爆スイッチを押す直前で起爆装置の解体に成功した。起爆装置が解体されたことを知ったジンは、コルンに命じて観覧車の車軸を銃撃させ、観覧車もろとも中にいる人間を抹殺しようとする。

オスプレイの体勢を崩し5秒の間にローターの部分を撃ち抜きさえすれば、オスプレイの撃墜も可能と言う赤井の話を聞いたコナンはオスプレイの体勢を崩す策を思い付くが、夜の暗がりにオスプレイが紛れて攻撃体勢に入れない。5秒間だけオスプレイが見えれば良いと聞いた安室は、大量の爆薬を詰め込んだ袋を投げ空中で爆発させ、爆発の明かりでオスプレイの位置が見えたコナンは花火ボールを蹴り上げ、オスプレイに当てた後にその上空で爆発させ、その間に赤井がローター部分への狙撃を成功させる。

ジンたちはオスプレイが墜落していく中でも観覧車の車軸を集中的に射撃し、車軸が外れた事を確認して離脱する。灰原と少年探偵団が乗っていた観覧車は脱輪した上に水族館へと向かって転がり出し、蘭や園子を含む客たちは奥のイルカショー会場へ避難する。コナンは固定されている観覧車と伸縮式サスペンダーを使って繋げるべく、安室の手を借りて飛び移り、赤井と協力して固定するが、観覧車は止まる事無く水族館を破壊し、イルカショー会場を目掛けて接近し続ける。コナンがボール射出ベルトのボールを前方に向かって膨らませてもなお観覧車は止まらなかったが、目覚めていたキュラソーが観覧車を止めようと、重機で特攻を行う。何とか観覧車を止めることに成功したが、自身は重機もろとも潰され爆発に巻き込まれる。

事件後、キュラソーは遺体で発見されるが、公安の風見らが確認した時には身元の判別も不可能な状態だった。遺体の手から遺品が落ち、コナンはそれが黒焦げになったイルカのストラップだと確信する。公安の風見はストラップをキュラソーの記憶装置と訝(いぶか)しむが、コナンは「いや、記憶じゃない、思い出だよ。黒焦げになっちまったけどな。」とそれを否定する。

後日の阿笠邸では、キュラソーの死を知らない少年探偵団が彼女と本当に友達になれたのかと嘆いていたが、それに対し蘭は「こんなに思われているならもう友達なんじゃない」と優しく諭す。その様子を見て、少年探偵団との触れ合いがキュラソーの「心の色」を変えたのだとコナンが確信する場面で物語は終幕を迎える。

登場人物

メインキャラクター

江戸川 コナン - 高山みなみ
本来の姿は高校生探偵として名を馳せている工藤新一。黒の組織に薬を飲まされ、小学生の姿になっている。

毛利 蘭 - 山崎和佳奈
工藤新一の幼馴染かつガールフレンドで、コナンの保護者的存在。本作では比較的出番が少なく、ストーリーには直接関わっていないが、クライマックスの観覧車事件には現場に居合わせている。

毛利 小五郎- 小山力也
毛利蘭の父親である私立探偵で、世間では「眠りの小五郎」として名を馳せる。蘭と同じく出番は少なめで、ストーリーへの絡みは無い。

工藤 新一 - 山口勝平
コナンの本来の姿で高校生探偵。世間では蘭と遊園地に行ったあと、行方不明ということになっている。

阿笠 博士 - 緒方賢一
コナンの協力者の1人で、少年探偵団の保護者的存在。

灰原 哀 - 林原めぐみ
本名は宮野志保。その正体は組織で「シェリー」のコードネームを与えられ、APTX4869の研究開発に携わっていた科学者である。

少年探偵団
吉田 歩美- 岩居由希子
円谷 光彦- 大谷育江
小嶋 元太 - 高木渉

鈴木 園子- 松井菜桜子
毛利蘭の親友で、工藤新一の同級生。後半より登場し、ストーリーには直接関わらないが、少年探偵団の子どもたちのために東都水族館の観覧車を貸切にしている。

目暮 十三- 茶風林
佐藤 美和子- 湯屋敦子
高木 渉- 高木渉
千葉 和伸 - 千葉一伸
榎本 梓 - 榎本充希子

松田 陣平
元警視庁刑事部捜査一課強行犯三係の刑事。故人。本作では零の回想及び背景に登場。零とは警察学校時代の友人であったことが本作で明かされた。零が彼から学んだ爆弾解体の知識と技術が、終盤で重要な役割を担うことになる。

FBI
本作では、FBIが2014年公開の劇場版第18作『異次元の狙撃手』以来2年ぶり2作目の登場。但し、赤井秀一は初登場。

赤井 秀一 - 池田秀一
FBIの捜査官で、一時期「ライ」のコードネームを与えられて組織への潜入捜査を行っていたが、キャメルのミスによりスパイであることが発覚したため、FBIへ戻った。ある事件でキールによって殺害されたと思われていたが、工藤有希子と阿笠博士の協力の下、大学院生の沖矢 昴(おきや すばる)という架空の人物に成り済まし、工藤邸に居候している。使用している車はシェルビー GT-500である。

ジョディ・スターリング - 一城みゆ希
ジェイムズ・ブラック - 土師孝也
アンドレ・キャメル - 梁田清之

黒の組織
新一に薬を飲ませて幼児化させた秘密組織で、本作では2009年公開の劇場版第13作『漆黒の追跡者』以来7年ぶり、2001年公開の劇場版第5作『天国へのカウントダウン』と合わせて3作目の登場を。2016年現在、組織の正式名称は不明。

ジン - 堀之紀
組織の実行部隊のリーダー。ベルリンでリースリングを射殺した。また、キュラソー奪還のためにオスプレイを使用した作戦を決行する。

ウォッカ - 立木文彦
ジンの腹心。

ベルモット - 小山茉美
ジンも一目を置く組織の幹部。変装の達人だが、今作では変装はしていない。主に東都水族館内で暗躍し、キュラソーを捜索したり、サーバー室に侵入してウイルスを感染させ東都水族館を停電させたりする。

キャンティ- 井上喜久子
組織に所属するスナイパー。トロントでアクアビットを射殺した。終盤ではオスプレイの操縦を担当する。

コルン - 木下浩之
組織に所属するスナイパー。ロンドンでスタウトを射殺した。終盤ではオスプレイの操縦を担当する。

ラム
「あの方」の側近であり、組織のNo.2の立場にいる幹部。本作ではキュラソーの回想に登場するも、変声機を通したような声で話す。2017年2月現在、作中に名前や姿も登場しないため、詳細は不明。

組織の潜入者
黒の組織にはアメリカのFBIやCIA、日本の公安警察などから数々のスパイが潜入しており、本作では以下の2名とライ(=赤井)を含めた3名が、キーパーソンとしてストーリー展開に大きく絡んでいる。なお、カタカナの名前が組織内でのコードネームで、カッコ外の名前が偽名、カッコ内の名前が本名である。

バーボン / 安室 透(降谷 零) - 古谷徹
警察庁警備局警備企画課(ゼロ)所属の公安警察官。現在、組織への潜入捜査を行なっており、「バーボン」のコードネームを与えられている。偽名の「安室透」は私立探偵として活動する際に使用している。本作で初めてスーツを着用した姿が描かれた。

キール / 水無 怜奈(本堂 瑛海)- 三石琴乃
CIAの諜報員。現在、組織への潜入捜査を行なっており、「キール」のコードネームを与えられている。偽名の「水無怜奈」は日売テレビのアナウンサーとして活動する際に使用しているが、現在は長期の海外旅行を名目に休業中と言う事になっている。

組織のメンバー
本作には組織のメンバーとして4名のオリジナルキャラクターが出てくるが、正規のメンバーはキュラソーのみで、残りの3名は全員スパイである。

キュラソー - 天海祐希
銀色のロングヘアーとオッドアイが特徴の女性。黒の組織の一員であるが、冒頭にて記憶喪失となったところ、コナン達少年探偵団と出会い親しくなる。「キュラソー」は組織から与えられたコードネームであり、本名は不詳。

スタウト: - マイケル・リース
MI6所属の男性捜査官で、黒の組織に潜入している。「スタウト」は組織から与えられたコードネームであり、本名は不詳。NOCであることが露見し、ロンドンでコルンに射殺される。コルンとは親しかった様子。

アクアビット:- カート・コモン
CSIS所属の男性捜査官で、黒の組織に潜入している。「アクアビット」は組織から与えられたコードネームであり、本名は不詳。NOCであることが露見し、トロントでキャンティに射殺される。

リースリング: - 沢海陽子
BND所属の女性捜査官で、黒の組織に潜入している。「リースリング」は組織から与えられたコードネームであり、本名は「レオン・ブッフホルツ」。NOCであることが露見し、ベルリンでジンに射殺される。

公安警察
風見 裕也: - 飛田展男
警察庁警備局警備企画課所属の公安警察官。降谷零の部下。男性。終盤で零の指示により、手錠で拘束したキュラソーと2人きりで観覧車に乗っていたが、ゴンドラが頂点に到達した際に全ての記憶を取り戻したキュラソーから暴行を受け気絶する。名前の由来はアニメ『機動戦士Zガンダム』の登場人物であるカミーユ・ビダン。

公安警察官 - 志村知幸、佐藤美一

アナウンサー - 笠原留美
コナンがスマホで見ていたニュースで、謎の爆発事故の概要と東都水族館のリニューアルオープンを伝えていた。
医師 - 鈴木琢磨
東都水族館の医務室に勤める男性医師。
観覧車で気を失ったキュラソーの検査を行い、彼女の脳弓(英語版)に珍しい損傷がある事を佐藤刑事に、彼女の片目は虹彩が透明になっており、それを隠す為の黒のコンタクトレンズが見つかった事をコナンにそれぞれ伝える。

観覧車の受付係
観覧車のチケットを売って欲しいと言う公安警察の風見に対し、観覧車のチケットの販売は既に終了したことを伝えるが、警察手帳を見せられ、ブース内に招き入れて対応する。

東都水族館のスタッフ
園子の頼みで、少年探偵団の子どもたちを観覧車に乗せるために、特別に観覧車を貸切にする。

観覧車の案内係
貸切になった観覧車に乗ろうとした少年探偵団の子どもたちを止めるが、別のスタッフから鈴木財閥の関係者だと伝えられ、乗せることになる。しかし、その直後にキュラソーを連れた公安警察の風見達が来て困惑するが、結局こちらも観覧車に乗せる。

東都水族館の学芸員
観覧車が水族館に向かって転がって来ていることを知り、危険なので避難するよう客に指示を出した。

主題歌
B'z「世界はあなたの色になる」
作詞 - 稲葉浩志 / 作曲 - 松本孝弘

スタッフ
原作 - 青山剛昌
監督・絵コンテ - 静野孔文
製作 - 久保雅一、小石川伸哉、中山良夫、都築伸一郎、大田圭二、吉田力雄
脚本 - 櫻井武晴
絵コンテ協力 - 寺岡巌、金井次朗、鍋島修、工藤隆光
演出 - 静野孔文、鍋島修、永岡智佳、菅井嘉浩、濁川敦
キャラクターデザイン・総作画監督 - 須藤昌朋
デザインワークス - 小川浩
作画監督 - 岩井伸之、清水義治、堀内博之、野武洋行、高橋成之、広中千恵美、岩佐裕子、宍戸久美子
作画監督補佐 - 川口隆、吉見京子、かわむらあきお、福永智子
アクション作画監督 - 金井次朗、安藤義信
レイアウト作画監督 - 中島里恵
色彩設計・色指定・仕上検査 - 中尾総子
特殊効果 - 林好美
美術監督 - 佐藤勝、福島孝喜
3D背景ディレクター - 長谷川弘行
撮影監督・メインタイトルCGアニメーション - 西山仁
CG監督 - 小岩寛満、松倉大樹
編集 - 岡田輝満
音響監督 - 浦上靖之、浦上慶子
音響効果 - 横山正和、横山亜紀、山田香織
音楽プロデューサー - 近藤貴郎、大野久子
音楽 - 大野克夫
ストーリーエディター - 飯岡順一
マーチャンダイズ・ディレクター - 小沼俊
アシスタントプロデューサー - 米倉功人
プロデューサー - 諏訪道彦、近藤秀峰、石山桂一
アニメーション製作 - TMS/V1 Studio
アニメーション製作協力 - スタジオコメット
製作 - 「名探偵コナン」製作委員会(小学館、讀賣テレビ放送、日本テレビ放送網、小学館集英社プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント)
特別協力 - セブン-イレブン、ゲオ、BANDAI NAMCO、hulu
配給 - 東宝

公開・2016年04月16日
上映時間・112分
製作国・日本

2017.04.07放送名探偵コナンー迷宮の十字路(2003年04月19日,日本,107分)

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私たち、やっと逢えたんだね…
工藤新一、古都の謎に挑む!?

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劇場版『名探偵コナン』シリーズ第7作目。

第1作『時計じかけの摩天楼』から監督を務めてきた初代監督・こだま兼嗣が担当した最後の監督作品。

主人公・江戸川コナンのライバル・服部平次が活躍するストーリーのため、平次の特技である剣道をメインとした激しい刀剣アクションが繰り広げられる。また、本作の作品解説の一部も平次が担当しており、平次の幼馴染・遠山和葉も一緒に登場している(第5作『天国へのカウントダウン』の阿笠博士を除いてコナンが解説を担当するのが恒例)。
TVシリーズのキャラクターからは、大阪府警の警部・大滝悟郎が初登場。本作で初登場した京都府警の警部・綾小路文麿が、第13作『漆黒の追跡者』、第17作『絶海の探偵』、第18作『異次元の狙撃手』にも登場している。綾小路警部は『絶海の探偵』のプレストーリー「消えた老舗の和菓子」でTVシリーズにも初登場しており、本作と同じ京都が舞台となった。
映画シリーズの中で僅かの時間だが、初めてコナンが新一の身体に戻った作品。また、毛利蘭が新一(コナン)の手によって時計型麻酔銃で打たれるのも(未遂を除けば)2017年現在本作のみ。
冒頭の作品解説のうち、既出部分(工藤新一の新聞記事から、体が縮み蘭と再会してコナンと名乗るまで)のアニメーションが、デジタルアニメ化されたことで、本作で初めて新調された。そのため、本作以降のデザインは、第4作『瞳の中の暗殺者』以降のアニメーションから一部変更されている。
毛利小五郎に事件の依頼をした山能寺や終盤の舞台となった玉龍寺は実在しないが、本編では京都の観光地が数多く登場している。コナンたちが訪れた観光地では、京都タワー・清水寺・蹴上インクライン・南禅寺・鞍馬寺・梅小路公園・先斗町などが描かれており、京都の神社・駅舎・公園などが非常に細かく再現されている。なお、映画のポスターでは、貴船神社がコナンたちの背景に描かれていたが本編には登場していない。
本作では、名前に数字の付いている人物が殺害されていることから、小五郎が自分も狙われると思い込んだ場面でコナンが、第2作『14番目の標的』について触れている。
本作の伏線が、OVA『コナンと平次と消えた少年』で服部平次と備前平四郎が会話するシーンの間に挿入されている。平次はコナンたちを備前が経営する、たこやき屋に連れて行こうとしていた。また、本作に登場する軍記物語『義経記』が、たこやき屋のシーンで描かれている。


東京・大阪・京都で、5人の男が刀や弓矢で殺される事件が発生した。犯人は翁の能面をかぶっており、義経記を持ち去っていることが判明していた。警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部による捜査の結果、殺された5人が古美術品を狙う窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることが明らかになった。

同じ頃、小五郎は山能寺の僧侶から依頼を受け、コナンたちを連れて京都に来ていた。山能寺では8年前、12年に一度公開する秘仏が何者かに盗まれていた。そして最近、その仏像のありかを示すという謎の絵が、差出人不明で山能寺に届いたので、小五郎に解読を依頼したのだった。

コナンは秘仏を盗んだのは源氏蛍だと推理し、謎の絵の解読のヒントを求めて弁慶に関係のある場所を巡っていた。その先で平次と遭遇し、平次も源氏蛍の事件を追っていることが分かり、お互いに情報交換を行い捜査を再開する。コナンは平次の案内で鞍馬山を訪れるが、そこで平次がライダースーツの男に弓矢で狙撃される。コナンの機転でそれをかわし、2人はバイクで男を追跡するが、後一歩というところで取り逃がしてしまった。

その夜、コナン一行は御茶屋に招かれた。しかしそこで、桜正造が何者かに殺害されてしまう。さらに、コナンと平次が桜の古美術店を調べた結果、彼が源氏蛍のメンバーであることが分かった。

捜査を切り上げ、和葉を乗せて帰宅する途中、平次は再びライダースーツの男の襲撃に遭う。男は翁の能面をかぶり、木刀による対決を申し込んでくる。その申し入れを受ける平次だったが、男の見たことのない剣法に苦戦し、殺害されそうになるも、和葉の機転によって救われる。

その後も捜査を続け、コナンと平次は少しずつ真相に迫っていくが、その最中に和葉が犯人に誘拐されてしまう。犯人は平次に鞍馬山まで1人で来るよう脅迫するが、平次は前夜に犯人から受けた傷が悪化して倒れてしまう。

登場人物

メインキャラクター

江戸川コナン - 高山みなみ
毛利蘭 - 山崎和佳奈
毛利小五郎 - 神谷明
工藤新一 - 山口勝平
服部平次 - 堀川りょう
遠山和葉 - 宮村優子
阿笠博士 - 緒方賢一
灰原哀 - 林原めぐみ
吉田歩美 - 岩居由希子
円谷光彦 - 大谷育江
小嶋元太 - 高木渉
鈴木園子 - 松井菜桜子
目暮十三 - 茶風林
白鳥任三郎 - 井上和彦
佐藤美和子 - 湯屋敦子
高木刑事 - 高木渉
大滝悟郎 - 若本規夫

オリジナルキャラクター

武蔵坊 弁慶(むさしぼう べんけい)
盗賊団「源氏蛍」のNo.2で、本事件の首謀者。翁の能面をしているため、正体は不明。盗品の独り占めを企み、自らが所属していた盗賊団のメンバーを始末していった。弁慶の名に相応しく様々な武器を扱える。特に剣と弓は達人クラスで、剣術では平次をライバル視して勝負を挑んだうえで一時的に平次を気絶させ、弓術でもバイクで走行しながら前方のバイクミラーを射抜いている。剣術は義経流という古い流派を操り、十数人の般若の面を被った弟子を従えている。

容疑者
円海 - 井原啓介
山能寺の住職。65歳。
依頼を出した竜円の寺「山能寺」の住職。竜円とは逆に仏像が盗まれたことには達観しており、気にも留めていない。また、飄々とした態度と笑みから感情を読み取りにくい。鋭い洞察力の持ち主で、コナンと平次が揃って暗号文の謎解きに熱中しているのを見て、2人の義経と弁慶のような関係を見破っている。一同が帰り、仏像が平次の帽子を被って戻ってきたときには、その帽子を被って健闘を称えた。ある女性の父親だが、その真相は帰途の京都駅で判明する。

竜円- 中村大樹
山能寺の僧。34歳。
小五郎に依頼を出した「山能寺」の僧。円海とは逆に、仏像が盗まれたことを心配している。賊に盗まれた2つの仏像が「日光菩薩像」と「月光菩薩像」で、ある暗号文が届いたことを一同に伝えた。先斗町にあるお茶屋「桜屋」で小五郎を接待しており、芸者とのお遊びにも付き合っていた。事件後、友人の水尾家に集まり事件について話し合うと思っていた。そこで、コナンと平次から弓道の経験について尋ねられ、悪霊払いの真似事で弓を扱った経験があると答えた。

桜 正造- 亀井三郎
古美術商。51歳。
貴重な壺や掛け軸などを扱っている古美術商。義経と弁慶の関係が好きで、2人の絆の深さについて語って聞かせた。特に「義経記」を気に入り、関所の番人を欺くために主君を叩いた弁慶の場面を、蘭達に熱く語っていた。宴会の途中、落ち着いた部屋で休みたいと女将に言って退室しているが、本当は隣の部屋で貴重品が保管されている場所を物色することが目的だった。事件の後、コナンと平次は桜家の書斎に入り、源氏蛍と同じ「義経記」を発見している。

水尾 春太郎 - 遊佐浩二
水尾流宗家の能役者。33歳。
現在の若き水尾流宗家。独身。桜同様「義経記」を気に入っており、特に、弁慶が関所を通過した後に涙しながら義経に詫びた場面は、2人の絆の深さが分かると語っている。竜円や西条とはお茶をしながら語り合う仲で、今回の事件について語り合おうと和室に集まっていた。犯人が弓を使用していることから、コナンと平次に弓道の経験はないかと尋ねられ、能の舞台では梓弓を使用するため、正確には弓道ではないが経験があると答えている。

西条 大河- 鈴置洋孝
古書店の店主。35歳。
温厚そうな風貌で眼鏡を掛けている。お茶屋では小五郎に付き合い、市佳代とお座敷遊びに興じていた。宴会の席で、桜や水尾とは逆に「義経記」は弁慶の活躍が多い「弁慶記」のため、あまり好きではないと語っている。お茶仲間の竜円と水尾家に集まり、コナンと平次から質問を受ける。そこで、弓道の経験はないと言った後に「やまくら」と言い、平次にお茶屋の山倉多恵かと問われると、慌てて否定していた。また、コナンの前で千賀鈴と同じように胡坐から正座に変えている。

千賀鈴- 安達まり
お茶屋「桜屋」の舞妓。19歳。
京都にあるスナック前で、山倉多恵と一緒にいた舞妓。幼い頃に未婚の母と死別したことから、山倉に育てられていた。舞妓で小五郎達の前で見事な舞を披露していた。また、酔った客をトイレまで案内するために退室している。弓道経験者だが手を怪我しているので、綾小路警部と共謀した犯人だと疑われるも、粗を指摘されたことで犯人説は解消された。コナン達に京都の通り名の唄を教え、年齢も近いことから平次が探していた手毬歌の少女だと思われている。

綾小路 文麿 - 置鮎龍太郎
京都府警捜査第一課警部。
公家出身で渾名はおじゃる警部。白鳥警部とは同期(キャリア組)でライバル関係にあるも、白鳥本人は嫌がっている。いつもシマリス(本人曰く一番の親友)を肩に乗せているが、さすがに犯行現場には連れて来ていない。コナンと平次を尾行しており、お茶屋「桜屋」のある鴨川でも外から張り込んでいた。小五郎から千賀鈴との共犯関係を疑われるも、弓道の経験すらないと否定している。その後、シマリスを相手に諦め切れずに騒いでいる小五郎を呆れた表情で見物していた。
劇場版シリーズは3作品に登場しており、第17作『絶海の探偵』のプレストーリーである、テレビアニメ「消えた老舗の和菓子」にも登場している。

源氏蛍
美術品の窃盗を重ねる盗賊団。首領の「源義経」を筆頭にメンバーは義経の家来の名前で呼び合っている。

源 義経
盗賊団「源氏蛍」の首領。重い病に侵され、部下にある暗号文を渡し、その謎が解けた者に首領の座を譲るとの遺言を残した。

武蔵坊 弁慶
盗賊団「源氏蛍」のNo.2。売却ルートを握る伊勢三郎から同盟を持ち掛けられている。また、亀井六郎らの会話から、No.2は肩書きだけで立場上は同格だったことがうかがえる。

駿河 次郎
盗賊団「源氏蛍」のメンバーで、「スナック・ジロー」のマスター。32歳。営業時間の終わりに侵入してきた弁慶によって、日本刀で殺害された。

伊勢 三郎
盗賊団「源氏蛍」のメンバーで、盗品の売り付けを担当している。美術品の売買に詳しく、本人だけが知る売却ルートを確保している。

備前 平四郎
盗賊団「源氏蛍」のメンバーで、「たこ平」の主人。35歳。弁慶に短剣で殺害された。平次の知り合いで、OVA『コナンと平次と消えた少年』にも登場した。

亀井 六郎 - 三戸耕三
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。35歳。弁慶に西国立市の神社に呼び出され、片岡八郎が倒れたことに驚いた隙を突かれ、日本刀で殺害された。

鷲尾 七郎- 里内信夫
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。35歳。亀井六郎・片岡八郎と共に弁慶に呼び出され、片岡八郎が倒れたことに驚いた隙を突かれ、日本刀で殺害された。

片岡 八郎 - 水内清光
盗賊団「源氏蛍」のメンバー。34歳。亀井六郎・鷲尾七郎と共に弁慶に呼び出され、暗号文に見入っていた隙を突かれ、弓矢で殺害された。

桜屋

山倉 多恵 - 鈴木弘子
宮川町でお茶屋を営んでいる女将。52歳。千賀鈴の親代わり。平次に引ったくりを倒してもらったお礼に名刺を渡し、お茶屋に遊びに来るよう誘った。

市佳代- 佐久間レイ
舞妓。お座敷にいる小五郎達の前で三味線を披露する。その後、小五郎とお座敷遊び「こんぴらふねふね」を興じながら、宴会を盛り上げていた。

桜屋の女将 - 一龍斎貞友
先斗町でお茶屋「桜屋」を営んでいる女将。桜正造を離れの部屋まで案内した。遺体発見に驚いて座り込んでいたところ、千賀鈴と市佳代に介抱されていた。

剣道少年 - 松本さち
五条大橋で出会ったコナンと平次を追いかけてきた少年。剣道道場に通っており、平次に借りられた竹刀を返すよう文句を言っていた。

駅員 - 菅原淳一
鞍馬駅の改札口を猛スピードで走行してきた平次と犯人のバイクに唖然としていた。追跡は線路まで続いたが、犯人の煙幕によって取り逃がしてしまった。

記者 - 千葉一伸
警視庁の合同記者会見で目暮警部達に質問をした記者。源氏蛍の犯行や義経記が奪われていたことを聞き出した他、犯人についての情報なども得ようとしていた。

スタッフ
原作 - 青山剛昌
監督 - こだま兼嗣
副監督 - 西森章
脚本 - 古内一成
絵コンテ - こだま兼嗣、西森章
演出 - 佐藤千春、喜多幡徹
キャラクターデザイン・総作画監督 - 須藤昌朋
デザインワークス - 神村幸子
作画監督 - 山中純子
作画監督補 - 牟田清司、糸島雅彦
アクション作画監督 - 清水義治
メインタイトルCGアニメーション - 西山仁
色彩設計 - 西香代子
美術監督 - 渋谷幸弘
撮影監督 - 野村隆
編集 - 岡田輝満
デジタル光学録音 - 西尾昇
音響監督 - 浦上靖夫
音響効果 - 横山正和
音響効果助手 - 横山亜紀
音響制作進行 - 井澤基
音楽 - 大野克夫
ストーリーエディター - 飯岡順一
アシスタントプロデューサー - 斎藤朋之
アソシエイトプロデューサー - 浅井認
アニメーションプロデューサー - 西村政行
プロデューサー - 諏訪道彦、吉岡昌仁
アニメーション制作 - 東京ムービー
製作 - 「名探偵コナン」製作委員会(小学館、読売テレビ放送、日本テレビ放送網、小学館プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント)
エンディング撮影協力 - 北法相宗大本山 清水寺、総本山 仁和寺、大本山 天龍寺、大本山 南禅寺、伏見稲荷大社、龍安寺、臨済宗大本山 東福寺、くちろく 百千足館、季節の料理 琢磨
配給 - 東宝

主題歌
倉木麻衣「Time after time〜花舞う街で〜」
作詞 - 倉木麻衣 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - Cybersound

挿入歌
「キミがいれば」
歌 - REIKO / 作詞 - 高柳恋 / 作曲・編曲 - 大野克夫

公開・2003年04月19日
上映時間・107分
製作国・日本

2017.03.31放送ルパン三世隠された空中都市(2013年11月15日,日本,92分)

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〜princess of the breeze~

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モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第24作。

長年鎖国されていた高地の王国「シャハルタ」の秘宝を巡り、ルパン一味とシャハルタの実権を握ったグローバル企業との争奪戦が展開される。

本作のアニメーション制作はTMS/8PANが行っているため絵のタッチが過去のTVスペシャルとは大きく異なる。

ストーリーの関係から飛行船が数多く登場し、その殆どがCGによる描写となっている。このため作品全体でCGの比率が高く、ルパン作品で頻繁に登場するカーチェイス・シーンも初めてCGで描かれた。

テレビアニメ第2シリーズのOPの描写も序盤に描かれており、また五ェ門の有名な台詞「またつまらぬ物を斬ってしまった」が担当声優が浪川大輔に交代してから初めて使用された。

キャラクターデザインは加々美高浩が担当。前年と同じくテレビアニメ第1シリーズに似せたものだが若干異なる。特にルパンのデザインは大きく変化しており、放送前からTwitterを中心に話題となった。
また、ルパン役の栗田の妻・大沢さやかと長女が親子の役で特別出演している。


オランダ・アムステルダム上空で多くの宝物を乗せた巨大飛行船で「シャハルタ共和国開国記念レセプションパーティー」が開催された。そこに現れたのは空賊たち。狙いは巨大飛行船に展示されている或る水晶。会場に潜り込んでいたルパンは、お宝を奪うために空賊と争奪戦になるが、女性空賊ユティカとの宝の入ったバッグを奪い合った末、ルパンはバッグごと飛行船から落下してしまう。その後、無事にパリのアジトに辿り着いたルパンだったが、宝と思っていたバッグの中身は赤ん坊のラームと空のケースだった。ルパン一世の遺した記録によると、クーデターにより共和国となったシャハルタには、王国だった時代の宝物が隠されている筈だったのだが。真のお宝を手に入れるために或る策を思いついたルパンは、ラームを連れてイギリスやフランスなどの名だたる博物館をこれ見よがしに襲い始める。

一方、シャハルタ共和国の総理大臣シオンと、シャハルタで生産されるヘリウムを独占的に扱っている多国籍企業の重役コーシャルはルパンに誘拐されたラームの救出を銭形警部に依頼していた。何か裏があることを感じながらも銭形は捜査を開始。イタリア・ローマに現れたルパンを逮捕しようとするが、そこで突然ユティカにラームを奪われてしまった。ユティカを追って空賊のアジトに潜り込んだルパンと次元。ラームは死んだ仲間の遺児で空賊たちは水晶と共に取り返そうとしていた。空賊のリーダーのジーヴァはコーシャルによって奪われたシャハルタの“魂”を取り戻すために闘い続けてきたのだという。そこにバナードの手引きを受けたコーシャルの部隊が現れ、王家の秘宝の内半分を奪われてしまう。ジーヴァはルパンにシャハルタのお宝を報酬にユティカを助けて欲しいと依頼し、妻のカーミラと共にルパンたちの逃亡の時間稼ぎと裏切りの責任のためにアジトを自爆させた。

その後、ルパンたちはシャハルタに向かい、奪われた王家の秘宝を取り返そうと城に侵入するが、そこでルパンはヘリウム抽出技術のパテント目的で潜入していた不二子と出会う。一方でユティカは自分そっくりのラーシャと出会う。2人は一卵性双生児の姉妹であると同時に、前シャハルタ王の遺児だった。

果たしてユティカ、ラーシャ、シオンの浅はからぬ関係とは? ラームと一緒に盗まれた筈の水晶の行方は? そしてルパンとコーシャルが狙う“シャハルタの宝物庫”には一体何が眠っているのか?

シャハルタの宝物庫は普段は地底に眠り、巨大な風船によって浮遊する事が出来る巨大な椀型をしており、歴史の動乱の中で埋もれたシャハルタの航空技術の産物だった。宝物庫は最終的にシオンの遺体と共に湖に墜落し、ルパンは祖父が残した手記に記された葡萄をかたどった宝飾が付いたコルク抜きだけを盗んでいた。

ゲストキャラクター

ユティカ - 石川由依、安済知佳(幼少時代)
本作のゲストヒロインで、空族団の一員である最年少の少女。17歳。メンバー達に一人前と認めて貰いたいあまり、自身のミスでルパンに奪われたラームと水晶を取り戻すべく単身接触を試みるなど無茶なまでの行動力があるが、ルパンに胸を掴まれた上、平手打ちした弾みで逃亡されてしまう。ルパンからは「お嬢ちゃん」と呼ばれているが、本人はそれを嫌がっている。
コーシャルとシオン、裏切ったバナードの手引きによるアジト襲撃の際にジーヴァとカーミラが犠牲となり、それもあって当初は落ち込んでいたが、ルパンの説得で元気を取り戻し空族団の目的であるシャハルタの魂を取り戻すためにルパン達と行動を共にする。その過程でラーシャと出会い、自身がシャハルタ前王の遺児であることを知ったこと、ルパンたちと共に無理難題を乗り越えていったことなどを経て大きく成長し、全てが終わった後はルパンから成長を認められた意味を込め、漸く名前で呼ばれた。王政復権後は空族団の仲間達と共に近衛隊の1人として女王となった妹ラーシャを見届けていた。

ラーシャ - 宮本佳那子
本作のもう1人のゲストヒロイン。シャハルタ前王の遺児だが、実はユティカの双子の妹である。ハープを奏でることを趣味としており、お嬢様口調で話す。
城が焼き討ちに遭い他の王族が殺された中でシオンによって救出されたことで数少ない王族の生き残りとなったが、現在はあまり自由を与えられず城の中で生活しており、外界から隔絶された環境を生きていたために純真で人を疑うことを知らない上にシオンがシャハルタそのものを憎む様になってしまっていた事実には気づけず、純粋に彼を兄の様に慕っていた。その後、シオンのシャハルタを憎んでいた本心や自らをシャハルタの希望と評しながら息を引き取った彼の複雑な想いは大きな影響を与えたようで、事件後に新たな女王となった後はそれまでには無かった強い意志を秘めるようになった。

シオン・アーデル・ビクロビュート - 神谷浩史
シャハルタ共和国の総理大臣で、元は王位継承権第3位の王族。幼少期にコーシャルの起こしたクーデターにより家族を失っており、自分と同じく王族の血を引いている赤ん坊だったラーシャを救い出している。クーデター及びそれに踊らされた国民やシャハルタという国そのものを強く憎んでいたが、ラーシャに対してだけは複雑な感情を抱き、憎しみや殺意を抱くことが出来ずに自身を「絶望」と例えたのに対し、彼女の事は「希望」と評していた。
共和制移行後は首相へと担ぎ上げられ、国が滅んでしまえば良いという考えからコーシャルの傀儡に甘んじて独裁政治にも半ば黙認していたが、やがて醜悪なまでに欲深いコーシャルに対しても憎しみが激しくなり、シャハルタの宝物庫の発見と同時に用済みとなった彼を銃撃、シャハルタの魂とされる遺産全てを破壊しようと目論む。しかし、ルパンに邪魔され、彼に対して国そのものに対する憎しみや自分に対する悲しみの感情などを吐露し、体に巻いていた爆弾を使おうとするもコーシャルに撃たれて致命傷を負い、最後はラーシャに看取られつつルパンに自分のラーシャに対する恋慕を指摘され、それを涙ながらに認めながら息を引き取る。彼の遺体はシャハルタの宝物庫に安置された。

コーシャル・ヴァン・シュテンヴァルト - 楠大典
多国籍企業「ワールド・リソース・サービス」の重役。私兵を使って起こしたクーデターで国を乗っ取り、更には国そのものに憎しみを抱くシオンを操ってヘリウムガス田の利権を独占するなど経済的独裁政治を敷いている。
自分の野望のためにシャハルタの魂とされる遺産全てを狙い、最終的にシャハルタの宝物庫を発見するもシオンに銃撃される。その後はシオンを撃った直後に足元が崩落し宝物庫から落下するが銭形が投げた手錠を掛けられ、助けられる形で逮捕された。なお、逮捕状の数は、13の国から計18であることが判明している。

ヴィラー - 山野井仁
長身痩躯のコーシャルの私設軍隊の一員で、殺し屋。左目の魔眼で「お前のカルマは何色だ?」という言葉を掛けた相手を人形のように操ることが出来る他、カットラス状の剣とそれをヨーヨー状にした武器を持つ。
前もって洗脳した不二子を宝物庫の奥に向かったルパンに仕向け、対峙していた次元を洗脳し五ェ門との同志討ちを誘発するが、ラームに髭を引っ張られたことで洗脳が解けた次元に「てめえのカルマは何色だ?」と言葉と共に眉間を撃ち抜かれ死亡する。

ジーヴァ - 菅生隆之
空族団の頭領で、元はシャハルタ前王の近衛隊長。クーデターの際にユティカを託され、育てると共に近衛兵の生き残りで空族団を結成し、以降はシャハルタの魂を取り戻すために行動していた。
コーシャルとシオンによるアジト襲撃の際にルパンにユティカとラームを託してアジトを自爆させ生死不明となるが、負傷しながらも他の団員と共に生還しており、シャハルタに駆けつけてユティカ達の窮地を救った。

カーミラ - 渡辺明乃
ジーヴァの年の離れた妻で、ユティカにとっての尊敬の対象。料理が上手く面倒見がいいが男勝りで、ラームのそばで煙草を吸おうとしたルパンに容赦なくビンタを喰らわせている。アジト自爆の際はジーヴァに付き合ってそのまま残るが、無事生還を果たした。

バナード - 諏訪部順一
空族団の一員。「魂だけじゃ食っていけない」というジーヴァへの反感からコーシャルに買収されてスパイとなり、彼の私兵達によるアジト襲撃の手引きをするが、アジトの自爆に巻き込まれる。その後、無事生還はしたもののジーヴァに捕まり、拘束された状態で飛行船に乗せられていた。

ラーム - 金田朋子
序盤に登場した写真の中でシオンに抱かれ、また空族団が水晶と共に盗もうとしていた赤ん坊。空族団の死亡した仲間の子供とされていたが、正確な出自については最後まで語られなかった。お宝と間違えたルパンに盗まれる形となって彼らと行動を共にするが、行方の分からなくなっていた水晶を飲み込んでしまっており、後に宝物庫の眠る洞窟にて排泄物と共に出てきている。

ミスターG - 千葉繁
ルパン一世の縁者である老ガンマンで、事あるごとに拳銃やショットガンを乱射する発砲狂。養豚場を併設したバーを経営するのみならず、武器や乗り物(TV第1シリーズでのルパンの愛車・メルセデス・ベンツSSK)を調達したり、闇医師としての能力もあったりと手際が良く、更に右足はロケット弾頭発射装置を仕込んだ義足になっている。シオンに撃たれたルパンの銃創から弾丸の摘出を行い、更には彼の逃亡を手助けした。

ルパン三世 - 栗田貫一
次元大介 - 小林清志
石川五ェ門 - 浪川大輔
峰不二子 - 沢城みゆき
銭形警部 - 山寺宏一
ユティカ - 石川由依
ラーシャ - 宮本佳那子
シオン - 神谷浩史
コーシャル - 楠大典
ジーヴァ - 菅生隆之
カーミラ - 渡辺明乃
バナード - 諏訪部順一
ラーム - 金田朋子
ミスターG - 千葉繁
ヴィラー - 山野井仁
幼いユティカ - 安済知佳
ラーシャ(赤ちゃん) - 皆瀬まりか
空賊A - 渡邉隼人
空賊B - かぬか光明
ママ - 大沢さやか
女の子 - ゆりあ

スタッフ
原作 - モンキー・パンチ
監督・絵コンテ - 金﨑貴臣
脚本 - 待田堂子、森田繁、日高勝郎
演出 - 吉田俊司、原田奈奈、川崎逸朗、小野田雄亮、萩原露光
キャラクターデザイン・総作画監督 - 加々美高浩
プロップデザイン - 植田均、早川加寿子、森木靖泰
作画監督 - 長谷部敦志、小澤円、関口亮輔、一居一平、早川加寿子、米本奈苗、緒方美枝子、青野厚司、細川ちよ、島田英明、臼田美夫、高橋克之、山中純子
美術監督 - 高峯義人
色彩設計 - 加藤里恵
撮影監督 - 川口正幸、浜尾繁光
3DCG監督 - 今垣佳奈
編集 - 柳圭介
音響監督 - 清水洋史
音楽監督 - 鈴木清司
音響効果 - 倉橋静男、山谷尚人、長谷川卓也、西佐和子、中野勝博(サウンドボックス)
音楽 - 大野雄二
ビジネスプロデューサー - 加藤良太
アシスタントプロデューサー - 進藤友博、直塚弘二朗
アニメーションプロデューサー - 片桐秀介
プロデューサー - 中谷敏夫、鶴木洋介、桐本篤
アニメーション制作 - TMS/8PAN
企画・制作 - 日テレ
製作・著作 - トムス・エンタテインメント

主題歌
オープニングテーマ
「THEME FROM LUPIN III [2013 cool ver.]」
作曲・編曲 - 大野雄二
エンディングテーマ
「Treasures of Time [炎のたからもの]」
英語詞 - 奈良橋陽子 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - Predawn

挿入歌
ルパン三世のテーマ'78 (2002 Version)

2017.03.24放送おおかみこどもの雨と雪(2012年07月21日,日本,117分)

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21:00〜23:19

細田守監督による長編オリジナル作品第2作目。
テーマは「親子」であり、19歳の少女が「おおかみおとこ」と出会い、その間に生まれた「おおかみこども」の姉弟が成長し自立するまでの13年間を描く。

監督・脚本の細田を始め、脚本に奥寺佐渡子、キャラクターデザインに貞本義行と、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』に関わってきたスタッフが製作を手がける。監督の細田は、この作品を製作するために新たにスタジオ地図を立ち上げた。


物語は、娘の雪が、母である花の半生を語る形で綴られる。

女子大生の花は、教室で「おおかみおとこ」と出会い恋に落ちる。彼は自分がニホンオオカミの末裔、「おおかみおとこ」であることを告白するが、花はそれを受け入れ2人の子供を産む。産まれた娘の「雪」と息子の「雨」はおおかみに変身できる「おおかみこども」であった。しかし雨の出産直後、男は亡くなってしまう。花は独力で「おおかみこども」の育児に挑むが、都会での育児を断念して人里はなれた古民家に移住する。

蛇や猪をも恐れず活発でおおかみになるのが好きな雪に対し、当初は弟の雨は内気で逃避的であったが川で溺れてから変わり始める。雪が小学校にあがって友達が出来ると、自分が野獣的なことを意識して葛藤を感じ、人の少女として振る舞おうとするようになる。一方で雨は小学校に馴染めず、学校を抜け出したり休みがちになって、山に魅かれるようになっていく。

ある日、雪のクラスに草平という転校生がやってくる。雪は草平にいきなり「獣臭い」と言われて動揺し、正体の発覚を恐れて彼を避けるが、どうして自分が避けられるのか理解できない草平に執拗に追いかけられて、パニックでおおかみとなり彼の耳を傷つけてしまう。負傷した草平は、雪が自分の母親やクラスメイトに責められるのを見て、おおかみがやったことだと取り繕った。しかし、その件で友人以外のクラスメイトから疎外され、精神的ショックで学校を欠席する雪を草平は見舞い、それをきっかけに距離の近い関係となる。雪がショックから立ち直った頃、雨は山を統治する一匹の狐を「先生」と呼んで、彼から山で生きる術を学び始める。

ある夜、自分はおおかみであるという雨と、人間だからもうおおかみにならないと言い放った雪は、お互いの生き方を否定しあい口論となり、白熱しすぎて雪が雨をぶったことがきっかけで、取っ組み合いの大喧嘩になってしまう。結果、姉の雪が弟の雨に負け、泣かされる事件が起こる。花や周囲の大人達はすぐに二人の喧嘩を止めさせたが、それが一件で、雪と雨の関係は一気に険悪になってしまう。

雪と雨の関係は修復されずに月日が経った、ある大雨の日、雨は「先生」がもうすぐ死ぬことを受けて、おおかみとして先生の後釜になり森を守っていくを決意、家を去ることを決行する。しかし、花は「雨を見捨てることなんて出来ない」と断固し、雨を追って長い時間に山に入ったが、豪雨の中で雨を探し続けるが谷に滑落してしまう。ちょうどその頃、親が迎えに来なかった雪と草平は学校で二人きりで夜を過ごしていた。教室で雪は草平に自分が「おおかみこども」で、草平に怪我をさせたのは自分だったことを告白し、おおかみの姿に変身してみせる。草平は驚く様子も見せず、雪が「おおかみこども」であることを本当は知っていたことを打ち明け、これからも誰にも言わないことを約束する。

明け方、雨に助けられ駐車場で意識を取り戻した花は、山へ戻ろうとするおおかみ姿の雨を呼び止める。花は、雨がおおかみとして生きていく事への不安から、家に戻ってきて欲しいと泣きながら懇願するが、雨は制止を振り切って山奥に消える。花はその場で泣き崩れるが、山の崖から雨の上げる大きく力強い雄叫びに心をうたれ、不安を払拭し、雨に向けて「しっかり生きてこい」と励ます。

雪と雨は結局、最後まで和解が出来なかったが、花はそれでも二人が成長したと誇らしげに思った。中学校にあがった雪は花の勧めで寮に入ることになり、草平や友人達と共に、人間として自分を過ごしながら、学校生活を送っていた。子供が離れ、ひとりになった花は山奥の家でひっそりと暮らしていた。花が「おおかみおとこ」の遺影に、彼の大好物だった焼き鳥をそえると、どこか遠くからおおかみの立派な遠吠えが聴こえてきた。それに耳をすませながら、花は柔らかく微笑むのだった。

登場人物

花(はな) - 宮崎あおい
本作の主人公。父子家庭に育つが、高校生の時に父親を亡くし天涯孤独の身となる。東京のはずれにある国立大学の社会学部社会学科に進学。大学生の時に出会った「彼」(おおかみおとこ)に一目惚れし、彼の正体を知った後もその想いは変わらず、2人の「おおかみこども」雪と雨を産む。「彼」の死後シングルマザーとなり、田舎へ引っ越し、2人の子供を育てる決意をする。
花という名前は「花のように笑顔を絶やさない子に育って欲しい」という父親の願いをこめてつけられた名前であり、そのことを聞いてからは辛いときでも笑っていようという信念を持ち続けている。

彼(おおかみおとこ) - 大沢たかお
雨と雪の父親。作中では「彼」と呼ばれ、本名は不明(運転免許証には名前が載っているが、ほぼ塗り潰しになっているため、氏名の確認は不可能)。運転免許証記載の生年月日は昭和54年2月12日。街で運送ドライバーとして働く一方、花の大学に忍び込んで勉強していた。実は、ニホンオオカミの末裔。花との間に2人の子供を授かるが、雨が生まれて間もないある雨の日に死亡する。遺体は近所の川で狼の姿で見つかり、そのまま処理されてしまった。

雪(ゆき) - 黒木華(少女期)、大野百花(幼年期)
「おおかみこども」で、雨の姉。本作品の語り部。名前は、雪の日に生まれたことから名付けられた。幼少のころはお転婆で活発な性格だったが、小学校生活の中で、自分のような女子がいないことを知り、淑やかに振る舞うようになる。小学校での生活を通じ、人間として生きることを選ぶが、それが原因で雨とは険悪になってしまう。小学校卒業後、中学の寮に入る。その他、写真には小学校の時の友達と映る写真やバドミントンを行う写真、なんらかの署名や募金活動のようなことをしている写真がある。

雨(あめ) - 西井幸人(少年期)、加部亜門(幼年期)
「おおかみこども」で、雪の弟。名前は、雨の日に生まれたことから名付けられた。赤ん坊の頃は、夜泣きが絶えなかった。ひ弱で内向的な性格だったが、ある日を境におおかみの本能に目覚めていき、人間として生きたい雪と対立し、彼女に嫌悪する様になる。雨達が住む山一帯を治めるアカギツネを先生として慕う。先生の死後、役割を引き継ぐため、10歳の夏に一人、山へと入って行く。

藤井 草平(ふじい そうへい) - 平岡拓真
転校生の少年で、雪が人間として生きる決め手を作った人物。雪を獣臭いと言ったことから、雪に避けられるようになる。その理由を雪に詰問した際に、動揺しておおかみになった雪に右耳を傷つけられる。雪がおおかみであることに気付いたが他の人間には伝えず、怪我は「おおかみがやった」と説明して雪を庇った。後に、勇気を振り絞った雪から自分がおおかみだと打ち明けられるが、「最初から気づいてた」と、答えている。母子家庭で育ったが、母の結婚・妊娠によって、疎外感を感じている様子。

韮崎(にらさき) - 菅原文太
90歳。花の近所に住む農家の老人。強面でぶっきら棒だが、優しく、花に農業の助言をしてくれる。本人の前では決してそぶりを見せないが、家ではいつも花のことをとても気にかけているそうで、家族からは「惚れている」と言われるほど。

韮崎のおばさん - 片岡富枝
韮崎の娘。強面な父とは違い、明るく人懐っこい。何かと花の世話をしてくれる。

韮崎の旦那さん - 小林隆
韮崎の婿養子。

細川(ほそかわ) - 中村正
近所に住む農家の主人。花に農業のコツを教えてくれる、気の良いおじさん。

山岡(やまおか) - 大木民夫
近所の農家の主人。細川と一緒に、花をいろいろと助けてくれる。細川とは野菜の栽培の仕方で意見の相違はあるが、実はとても仲がいい。 

天童(てんどう) - 井上肇
新川自然観察の森の理事長で、就職した花の上司。学校に馴染めず休みがちな雨を気に掛けてくれる。

田辺(たなべ) - 染谷将太
雪の小学校の担任教師。

草平の母 - 林原めぐみ
女手ひとつで草平を育てた母。草平が怪我をさせられたとして、雪に対して激怒した事もある。作中で結婚・草平の異父兄弟を妊娠した事で、草平に「新しい子供が生まれてくれば、自分が用済みになる」と感じさせてしまった。

土肥(どい) - 谷村美月
花の近所に暮らす主婦。仕事と育児を両立させている。花に育児の助言をする。

堀田(ほりた) - 麻生久美子
花の近所に暮らす主婦。当初は花を「近所付き合いをしない人」と見て警戒していたが、誤解が解けてからは親しくなる。

信乃(しの) - 小林里乃
雪と同じ小学校に通う親友の一人。草平を傷つけてしまった雪が他のクラスメイトに責められている時に、「わざとやった訳じゃない」と彼女を庇った。そのまま同じ中学校に進学もしている。

文子(ぶんこ) - 荒川ちか
荘子(そうこ) - 春名風花
毛野(けの) - 上白石萌音
雪と信乃の親友。信乃と共に責め立てるクラスメイトから雪を庇った。

仁(まさし) - 金子隼也
忠与(ただとも) - 松岡天星
礼儀(まさのり) - 佐藤瑠生亮
信道(のぶみち)
雪のクラスメイトで後の草平の親友。最初は草平を傷つけた雪を快く思っていなかったが、中学に入る頃には打ち解け合っている。

ラジオ・アナウンサー - 桝太一(日本テレビアナウンサー)

スタッフ
原作・監督 - 細田守
脚本 - 細田守、奥寺佐渡子
キャラクターデザイン - 貞本義行
作画監督 - 山下高明
美術監督 - 大野広司
音楽 - 高木正勝
製作指揮 - 城朋子
製作 - 藤本鈴子、斎藤佑佳、岡田浩行、井上伸一郎、平井文宏、阿佐美弘恭、弘中謙、市川南、高田佳夫、植木英則
エグゼクティブプロデューサー - 奥田誠治
Co.エグゼクティブプロデューサー - 高橋望
プロデューサー - 齋藤優一郎 / 伊藤卓哉、渡邊隆史
アソシエイトプロデューサー - 川村元気、村上泉
色彩設計 - 三笠修
CGディレクター - 堀部亮
美術設定 - 上條安里
衣装 - 伊賀大介
劇中画 - 森本千絵
編集 - 西山茂
録音 - 小原吉男
音響効果 - 今野康之(スワラ・プロ)
音楽プロデューサー - 北原京子
キャスティングディレクター - 増田悟司
助監督 - タムラコータロー
製作幹事 - 日本テレビ放送網
製作 - 「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会(日本テレビ放送網、スタジオ地図、マッドハウス、角川書店、バップ、D.N.ドリームパートナーズ、読売テレビ放送、東宝、電通、デジタル・フロンティア / STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS)
企画・制作 - スタジオ地図
プロダクション協力 - マッドハウス
配給 - 東宝
主題歌編集
「おかあさんの唄」
作詞 - 細田守 / 作曲 - 高木正勝 / 唄 - アン・サリー

公開日・2012年07月21日
上映時間・117分
製作国・日本

2017年03月27日(月)ー05月14日(日)Mika Ninagawa展@丸の内ハウス

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earthly flowers, heavenly colors

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2017年03月27日(月)ー05月14日(日)
11:00~翌4:00
日・祝・連休最終日11:00〜23:00
ライブラリー11:00~23:00
休館日・
入場料・無料

丸の内ハウス
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル7階

丸の内ハウスでは、
2008年より
「the MOTHER of DESIGN」と題し、
話題のクリエーターの展覧会を開催。
今年で9回目を迎える
「the MOTHER of DESIGN」は、
写真家、映画監督という多彩な顔をもち、
国内はもとより
アジアやヨーロッパ各国でも
精力的に作品を発表する
蜷川実花のソロ・エキシビション
『Mika Ninagawa
「earthly flowers, heavenly colors」展』
を開催する。
同展では、
蜷川作品のなかでも人気の高い
「花」のシリーズの最新作を
写真集「earthly flowers, heavenly colors」
の中から紹介する。
丸の内ハウスのグレートホール
(高さ5m×幅1.7m×7面の
ガラス窓に面した外光の入る空間)では、
透過性のフィルムを使った
インスタレーションを実施。
蜷川作品独自の色彩感覚と、
時間帯によって刻々と変化する太陽光が、
空間の表情を豊かに、そして賑やかに彩る。
またギャラリースペースでは、
20点近い最新のプリント作品が展示され、
蜷川ワールドを体感できるような
趣向を凝らした空間になる予定だ。
さまざまなジャンルとのコラボレーションも
積極的に行ない、
女性を中心に圧倒的な人気を誇る
蜷川実花の最新作で埋め尽くされた
鮮やかな空間をご堪能いただきたい。
※本展および写真集のタイトル「earthly flowers, heavenly colors」は、美術評論家・松井みどりが表した、2008年「蜷川実花-地上の花、天上の色-」の副題より頂載した。

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労働者が勤め先の違法行為などを通報した場合、その人を守る制度です。詳しくはこちら

逆境でを生き抜く

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「昇り坂の儒家、降り坂の道家」
と言います。

昇り坂、つまり人生の順境の時は
儒家思想、したがって、
『論語』などを手本に
生きると良いとされています。

しかし一転降り坂、
人生の逆境の時は、道家思想、
老子を手本に生きると
良いとされています。

東洋思想研究者・田口佳史

田口佳史著
『人生に迷ったら「老子」
(致知出版社)より

独自の光

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小さい光でいい
独自の光であれ

坂村真民(仏教詩人)

『坂村真民一日一言』
(致知出版社)より

自己の成長

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どんな相手にも自分を謙虚に重ね合わせて、
よく反省をし、よく学ぶ。
その先に自己の大きな成長がある。

塩沼亮潤(大峯千日回峰行満行者)

『毎日が小さな修行』(致知出版社)より

根本が立てば道は自ずから開ける

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「本(もと)立ちて道生ず」

何事によらず
根本が立つということが大事なのです。

伊與田覺著『百歳の論語』(致知出版社)より

本当の人生はどん底から始まる・渡文明(JXホールディングス名誉顧問)

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私が“劇症肝炎”と診断され、
緊急入院を余儀なくされたのは、
第一次オイルショックが
収まりつつあった
昭和50年12月20日のことでした。

当時39歳の私は、
日本石油(現・JXホールディングス)の
ガソリン担当の係長として、
便乗値上げなどが発生しないよう
石油の安定供給のために
身を粉にして働きながら、

同時に労働組合の本社支部副委員長も
務めるなど多忙を極めていました。

深夜の2時、3三時に帰宅するの
当たり前で、眠り薬の代わりに
ジャンボサイズのウイスキーを
一週間で空にするほど
あおっては眠りに就く──。

そのような激務の中で、
体が怠いなと思ったら、
真っ茶色の小便が出始め、
そのうちに大便も真っ白になったのです。

39歳といえば課長に昇進する
一歩手前というところ。

私は病室の天井を見上げ

「俺の仕事人生は終わった」

と絶望感に苛まれました。

しかし、一か月ほどして

「これはこれで私の定められた人生だ」

と達観すると、こうなったら
本でも読んでやろうと決心し、
人生最大と言えるほど手当たり
次第に本を読んでいきました。

その中でも特に私の心の支えに
なったのが司馬遼太郎氏の『峠』でした。

(中略)

結局、療養のため一年を
棒に振りましたが、
職場に復帰する頃には、
出世へのこだわりも消え、
周囲から何を言われようとも
会社のために正しいと
思ったことは主張し、
一所懸命行動していこう
怖いものは何もなくなっていました。

その姿勢が認められたのか、
41歳の時に同期の第一選抜より2年、
標準より1年遅れで販売二部燃料課の
課長代理になりました。

こうした体験から私が学んだのは、

「逆境が人を創る」

ということです。

人間は逆境などの
限界状態に直面した時に、
そのままだめになっていく人間と、
逆境を起爆剤にさらなる
成長を遂げていく
人間に分かれていく。

『致知』2017年2月号連載「私の座右銘」より

各世代に贈るメッセージ

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・70代=屈してはならない
・80代=駄目だと思ったら駄目になる
・90代=今からでも遅くはない
・100代=Go ahead!(前進せよ)

昇地三郎(しいのみ学園創設者)

藤尾秀昭著
『小さな人生論2』(致知出版社)より

人間として一流になる

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人生における成功と世俗的な成功は
無関係であるとの認識を持ち、
人として生を受けた以上、
人間として一流になるべく
日々努力していくことが大事です。

北尾吉孝(SBIホールディングス社長)

北尾吉孝著『修身のすすめ』(致知出版社)より

気づく日

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その時は分からなくても、
時間が経てば
一つの出来事に
意味があったことに
気づく日がやってくる。

鈴木秀子(文学博士)

『致知』2013年4月号「渾身満力」より

繁栄すること・しないことの差

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欲でなしたことは
必ず挫折する。

志を立ててなしたことは
継続と終わりのない
繁栄をみる。

阿蘇の覚者・北川八郎

北川八郎著『繁栄の法則1&2』
(致知出版社)より

2017年03月12日こころの時代~宗教・人生~父を問う-いまと未来を知るために

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作家・辺見庸さんが
生まれ育った宮城県石巻市は
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。
剣呑(けんのん)な予感を抱き続ける
辺見さんの、
今と未来を知るための思索の道程。

これから何が起きるのか。
それを予感するために、
辺見さんは過去を振り返る。
近著では、
日中戦争が本格化した1937年をテーマに、
資料を渉猟して、
日本の戦争の実相を浮き彫りにした。
その中で辺見さんは、
中国に出征した父のことを書いた。
戦場で父は何を見聞きし、
どう振る舞ったのか。
戦後をどんな思いで生きたのか。
父に問い、同時に自らをも問い詰める。
時代の奔流のただ中で「実時間」を知り、
自分が自分であるために。

【出演】作家…辺見庸

2017年03月19日こころの時代〜宗教・人生〜日本仏教のあゆみ~信と行 第六回慕われる僧たち

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日本仏教のあゆみを
「信」「行」の観点でたどる6回シリーズ。
最終回は、
空也、盤珪、鈴木大拙など
民衆に慕われた人物列伝。

日本仏教の長い歴史の中には、
各宗の祖師方の他にも、
民衆のために仏教を新たに開拓するなど
魅力的な仏教者がたくさんいる。
今回は4人を取り上げる。
空也:平安中期、
一人街頭で民衆に念仏を勧めた僧。
盤珪:江戸前期、
人はみな霊明なる仏心を
そなえていると説いた僧。
慈雲:江戸後期、
十の普遍的な戒により民衆を導いた僧。
鈴木大拙:近現代、
禅と浄土真宗から日本人の宗教意識に迫り、
その思想を海外に広めた仏教学者。

【出演】
仏教学者・東洋大学学長…竹村牧男
【きき手】
草柳隆三

2017年04月09日放送クラシック音楽館<N響 第1854回 定期公演>

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マドリードやウィーンなど、
ヨーロッパの主要歌劇場で活躍する
スペインの名指揮者ロペス・コボスが登場。
ウィーン・フィルのコンサートマスター、
ダナイローヴァをソリストに迎えた
「グレゴリオ風の協奏曲」など、
レスピーギの作品ばかりを集めた
興味深いプログラムです。

1.グレゴリオ風の協奏曲
2.教会のステンドグラス
3.交響詩「ローマの祭り」(以上 レスピーギ)

管弦楽:NHK交響楽団
バイオリン:アルベナ・ダナイローヴァ
指 揮:ヘスス・ロペス・コボス

2017年1月18日 サントリーホール

<コンサートプラス アンサンブル・ウィーン>

ワルツ「南国のばら」(ヨハン・シュトラウス)

弦楽合奏:アンサンブル・ウィーン

2013年6月29日 フィリアホール

2017年04月16日放送クラシック音楽館<N響 第1855回 定期公演>

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幅広いレパートリーと凝った選曲でおなじみの
下野竜也が指揮台に立ちます。
前半はチェコの作曲家による2曲。
祖国の悲劇に触発され、
平和への祈りを込めて書いた作品です。
2年前の共演が記憶に新しい、
ハンガリーの名手バラーティのブラームスにも
ご期待下さい。

1.リディツェへの追悼
(マルティヌー)
2.プラハ1968年のための音楽
(フサ)
3.バイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
(ブラームス)

管弦楽:NHK交響楽団
バイオリン:クリストフ・バラーティ
指 揮:下野 竜也

2017年1月28日 NHKホール
 
<コンサートプラス>

1.熊蜂の飛行
(リムスキー・コルサコフ作曲、網守将平編曲)
2.歌劇「パトラン先生」から「ロマンス」
(バザン)

サクソフォン:上野耕平
ピアノ:山中惇史

2016年9月12日 NHKスタジオ

3.弦楽五重奏曲「スターウォーズ」
(ジョン・ウィリアムズ)

バイオリン:大宮臨太郎、猶井悠樹
ビオラ:村松 龍、中村翔太郎
チェロ:村井 智

2017年1月30日 NHKスタジオ
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