http://www.youtube.com/watch?v=Z5zF-qmNHKM&sns=em
『恐怖と欲望』(Fear and Desire)は、1953年のアメリカ映画で、スタンリー・キューブリック監督による架空の戦争を舞台にした4人の兵士の物語である。
キューブリックの初監督作品でもあり、現在は映画監督となったポール・マザースキーが俳優としてデビューした作品でもある。
低予算で作られた作品で、製作側も出演者達にもほとんど経験がなかったが、ニューヨークの映画シーンでは好意的な評価を得た。
しかしキューブリック自身はアマチュアの仕事として、できるだけ多くのプリントを自分で購入し封印してしまった。しかし2012年現在ではニューヨーク・ロチェスターのコダック・アーカイヴに1本だけフィルムが残っているという。
キャスト
マック:フランク・シルヴェラ
シドニー:ポール・マザースキー
コービー・将軍(二役):ケネス・ハープ
フレッチャー・副官(二役):スティーブ・コイト
少女:ヴァージニア・リース
スタッフ
Fear and Desire
監督 スタンリー・キューブリック
脚本 スタンリー・キューブリック
ハワード・サックラー
製作 スタンリー・キューブリック
音楽 ジェラルド・フリード
撮影 スタンリー・キューブリック
編集 スタンリー・キューブリック
公開 1953年3月31日
上映時間 68分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000
公開・上映
2011年秋にアメリカのケーブルテレビTCM局で放映。2012年3月には、ニューヨークのリンカーンセンターで開催された第41回ニューディレクターズ/ニューフィルムズ・シリーズで上映。DVDリリースの予定はない(2012年10月23日にアメリカでDVD&Blu-rayがKINO INTERNATIONALより発売。同ソフトには「海の旅人たち」も収録。2作品とも、日本語字幕、吹替は無し)。
日本公開はアイ・ヴィー・シーによって2013年5月3日に公開。
終戦記念日にこの作品を観ると何かいろいろ考える。戦争は人を人間じゃなくさせる。私は戦争経験はないが、今も世界で戦争を続け、悲劇を殺戮を繰り返す、人って愚かだ。合掌。監督がアマチュアの作品として封印するには勿体無い。兵士たちもそれぞれ背景があり、この戦争に向かってきた。少女役のヴァージニア・リースがすごく美しい。